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2015年 10月 05日
松前町で、以前arisuabuさんがウテナのクリーム壜などを見つけた場所に、案内していただきました。
残念ながら、それほど古い壜は見つかりませんでしたが、道路沿いの斜面に土器片らしきものを発見しました。 思ってもいなかった土器片との出会いに嬉しくなり、他にもないかとよく探してみると、周辺にいくつか散らばっているのを発見しました。 arisuabuさんとUさんも数点発見していました。 これホンモノ? 家に持ち帰った後、書籍やインターネットで調べてみて、円筒上層式土器ではないかと思いました。 円筒土器文化は、縄文時代前-中期に東北から北海道にかけて波及した文化で、前期の円筒下層式、中期の円筒上層式土器に分類されます。 国立歴史民俗博物館のHPに、青森の円筒土器を紹介したページがあり、私が拾った土器片と似た文様を見つけました。 青森県五戸町大久保遺跡出土の円筒上層式土器に似ています。 もうひとつ特徴的な土器片。 隆起させた文様帯に縄文を施し、その上には馬蹄型の縄文があります。 さっそく、いしかり砂丘の風資料館の学芸員さんに見て頂きました。 どうやら推察した通り、縄文中期の円筒上層式土器で間違いなさそうです! 学芸員さんのお話だと、道南は縄文時代の遺物包括量がコチラ(道央)と比べ物にならないくらい多く、土の中から土器片が見つかることはけっこうあるようです。 町内の東川遺跡では、円筒土器片がなんと約36万点も出土しているそうです! 城下町として有名な松前町ですが、実は縄文の町でもあったんですね。
by canis-majoris
| 2015-10-05 23:07
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